麻
江戸後期まで、綿が普及するまでは、 日本人の普段着として使われていた天然素材
麻と言いましても、多種類あります。 苧麻(ラミー)、亜麻(リネン)、大麻(ヘンプ)、黄麻(ジュート)等々約20種近くあり、それぞれ性質が異なります。 一般的に法衣に使用されるのは、苧麻(ラミー)です。
織り方の種類と名称
麻の生地は素材、糸、織りそれぞれの組み合わせにより多種多様です。それぞれの生地に適した苧麻(ラミー)を厳選し、糸を作ります。茎の繊維を手で細く裂き、繋ぎ合わせて作る手績み糸、短い繊維を集め機械で紡績する機械紡績糸があります。それぞれ特性があり、糸の細さも様々です。より細い方が上質とされます。 織りも手織機、手織りでも特殊な居座機、機械織機等々、糸の特性に合わせて様々です。 井筒屋では、多様な麻の生地を豊富に取り揃えております。
A
居坐古布(いざりこふ)
手績み苧麻糸を最も原始的な織り方である居座機(いざりばた)を用いて、熟練の職人のもと、井筒屋オリジナルで再現いたしました。
苧麻の茎の繊維を細く裂いて手績み(繋ぐこと・撚り合わせるの意)して作る糸を手績み苧麻糸と言います。無形重要文化財の<越後上布>等で使われています。 経糸緯糸ともに手績み苧麻糸を用いて生地を作る場合、細くて切れやすく、結い目がほどけやすいという糸の性質上、機械織機はもとより一般的な手織機でも織ることができません。 男巻を腰で移動する居坐機という特殊な手織機で丁寧に織られているのが居坐古布です。 経糸まで手績み苧麻糸ならではの最高の光沢と味わい深い戻りシワの妙味をお確かめください。 *経糸密度をあと2割上げれば、無形重要文化財<越後上布)>(寸間120-140本)とほぼ同じ構造となります。
*経糸密度 1寸の間隔にある経糸の本数 寸間**本で表します。
参考価格(税別)
曹洞宗商品
商品名 | 極上 | 上 |
---|---|---|
七条袈裟 | ¥300,000 | ¥240,000 |
九条袈裟 | ¥360,000 | ¥300,000 |
立帽子 | ¥72,000 | ¥60,000 |
鼓山帽 | ¥57,600 | ¥48,000 |
六角帽 | ¥25,200 | ¥21,000 |
お問い合わせ
0120-122-894 (9:00-18:00)
または
小千谷麻上布
(おじやあさじょうふ)
金属製の自動織機では出すことができない、 木製シャトル織機ならではの伝統の風合い
麻の弱点であるシワの逃げ場を、バランス良く織込んでいる実用性の高い生地です。木製シャトル織機だけが持つ微妙な揺れが、このしなやかさを可能にしました。金属製の自動織機では、この柔かな風合いは出せません。 経糸と緯糸の織り密度を詰め過ぎない絶妙な加減も自動織機の弱点を十分にカバーしています。
商品例
商品名 | 金額(税抜) |
---|---|
七条袈裟 | ¥70,000 |
錆金両山紋刺繍 | ¥40,000 |
合計 | ¥110,000 |
参考価格(税別)
曹洞宗商品
商品名 | 極上 |
---|---|
七条袈裟 | ¥70,000 |
九条袈裟 | ¥130,000 |
立帽子 | ¥26,000 |
鼓山帽 | ¥20,800 |
六角帽 | ¥10,000 |
お問い合わせ
0120-122-894 (9:00-18:00)
または
月山上布
(がっさんじょうふ)
みなさまに高品質の麻をお使いいただきたいという信念のもと、 生地の大量生産と染色により実現した御袈裟向けの麻生地です。
井筒屋厳選の本麻糸を100%使用。普段使いに十分な強度を実現する高度な独自の技術によるミシン縫製。生地の大量生産や限定20色での染色等、合理化を追求し、かつ実用性にこだわったコストパォーマンス。古来より重用されてきた麻本来の風合い・シャリ感を最大限に引き出した井筒屋自慢の天然素材です。
商品例
商品名 | 極上 |
---|---|
七条袈裟 | ¥38,000 |
錆金両山紋刺繍 | ¥30,000 |
合計 | ¥68,000 |
参考価格(税別)
曹洞宗商品
商品名 | 極上 |
---|---|
七条袈裟 | ¥38,000 |
九条袈裟 | ¥80,900 |
立帽子 | ¥16,200 |
鼓山帽 | ¥13,000 |
六角帽 | ¥10,000 |