井筒屋

蓮の茎十万本から、わずか一枚の御袈裟。

蓮は1億年以上前の蓮の葉の化石が発見されているほど歴史も古く、ミャンマーには極楽浄士に連綿と続く蓮華の園を思わせる蓮池があります。その蓮の茎を折って引き伸ばすと蜘蛛の糸のような液状の繊維が出てきます。それが空気に触れることで糸になり、その糸を手で撚り乾燥させ、糸を作ります。一枚の御袈裟を仕立てるには、十万本の蓮の茎が必要と言われています。茎の収穫から糸の生産まで、すべてがミャンマーの敬虔な仏教徒の丁寧な手作業によるもので、熟練の技術でも半年の期間を要する貴重なものです。現在はミャンマーでのみ経糸緯糸(たていと・よこいと)共に蓮の糸を使用した純粋な蓮の生地は織られています。採集量が極めて少ないために、仏教国では、高僧の袈裟にのみ使用されております。

蓮糸織

(れんしおり)

ミャンマーに3年間通い、信頼関係の元に実現した生地

従来の蓮の糸は、蓮の茎5-6本から採集していました。しかし、これでは布にすると極めて厚いものとなり、袈裟の下に衣を着用する日本の和尚様方には使用しづらいものでした。弊社は、より薄い生地を作成するため、現地に3年間通い詰め、厚い信頼関係を構築し、現地の人の協力のもと2006年、ようやく日本でも袈裟として使用できる薄い生地の完成に至りました。

蓮糸織の命名まで

日本では、蓮の糸で織った生地を藕糸織(ぐうしおり)と呼んでいます。しかし、藕とは蓮の根のこと、蓮根の意味です。蓮根から実際に糸を採取出来ますが、それはかなり太く、生地にするとかなり厚い生地なるため、当社はあえて、藕糸織とは言わず、蓮糸織と命名しました。

 

参考価格(税別)

曹洞宗商品
商品名 極上
七条袈裟 ¥540,000
九条袈裟 ¥610,000
立帽子 ¥150,000
鼓山帽 ¥120,000
六角帽 ¥42,000
九寸絡子 ¥46,000
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