江戸後期まで、綿が普及するまでは、 日本人の普段着として使われていた天然素材

麻と言いましても、多種類あります。 苧麻(ラミー)、亜麻(リネン)、大麻(ヘンプ)、黄麻(ジュート)等々約20種近くあり、それぞれ性質が異なります。 一般的に法衣に使用されるのは、苧麻(ラミー)です。

織り方の種類と名称

麻の生地は素材、糸、織りそれぞれの組み合わせにより多種多様です。それぞれの生地に適した苧麻(ラミー)を厳選し、糸を作ります。茎の繊維を手で細く裂き、繋ぎ合わせて作る手績み糸、短い繊維を集め機械で紡績する機械紡績糸があります。それぞれ特性があり、糸の細さも様々です。より細い方が上質とされます。 織りも手織機、手織りでも特殊な居座機、機械織機等々、糸の特性に合わせて様々です。 井筒屋では、多様な麻の生地を豊富に取り揃えております。